入力遅延0の最強『リアルアーケードPro.VX SE』を入手



Xbox360用のリアルアーケードPro.VX SEの中古美品を運良く6,000円で入手できました。このアケコン(VXベース基板)は海外の検証で入力遅延が0と判定されており、数あるアケコンの中でも最高の物の一つとされています。

リアルアーケードPro.EXは10年以上愛用してきましたが、遂に役目を終えることとなります。初期型RAP-EXはレバーがハーネス接続ではなくハンダ付けなのでパーツの換装もできず、三和レバー+ホリ自社製ボタンなので操作をミスすることも多かったです。

RAP-VXのSAは格闘ゲームに向いている軽めの三和パーツ仕様ですが、SEはシューティングゲーム(やアクションなど)に向いている重めのセイミツ仕様となっており、市場に出回っている数が少ない商品です。パーツの換装は簡単にできるようになっているので、SE化したい場合は安価で入手しやすいRAP-VXSAを入手してセイミツ工業製のジョイスティックや押しボタンに変更することで可能です。

Xbox360用のRAP-VXSA(SE)は優れていますが、同仕様のPS3用のV3SAはそうではないので注意が必要です。これ以降に発売されているホリのリアルアーケードProでは、採用パーツが業務用パーツではなかったり、入力遅延がVX基板ほど少ない物がありません。

入力遅延を他アケコンと比較し検証している動画でも、実際に最速のアケコンであることが確認できます。


入力遅延が平均1.0msと極めて少なく、多数のゲーム機に対応しているBrook Universal Fighting Boardという自作アケコン用の商品もあります。更に知識がある人ならば、550円で低遅延、コスパ最強のアケコン基板Raspberry Pi Pico+GP2040の記事も必読に値します。

RAP-VXSEは箱○とPC(Steam)のシューティングを遊ぶ用途をメインに入手しましたが、SwitchとPS5/PS4で使用するのにもMayflash社のMagic-S Proという変換器を使用しています。変換器である以上は理論上必ず入力遅延が発生するものなので、1フレーム(60Hz = 約16.6ms)未満の遅延は発生しているのですが、違和感なく動作させることができています。

ゲームにおいての遅延というものは、コントローラーの入力遅延だけではなく、モニターの遅延やゲーム自体の遅延も含まれるので合計で考慮する必要があります。Redditに投稿されているElectric Underground's Shmup Input Lag Database@noodalls氏のINPUT LAG DATABASE@kimagreGaming氏のゲーム検証にはゲームの遅延測定データがあります。エムツーが担当したSwitchのゲームが3-4フレームとなっているので、アーケードゲームやレトロゲームの最新ハードへの移植においての速さの基準は5フレーム未満と言えるでしょう。

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